読書

「限りある時間の使い方 オリバー・バークマン著 高橋璃子訳 2022年」読後感想 No. 36

「限りある時間の使い方」を読みました。

ベストセラーになっていて、ネット上でも参照されている記事があったりして興味が出てきたので読みました。

最初、タイトルを見た限りでは、物事に優先順位をつけて、本当に必要なものにフォーカスして時間の使い方を変えていくようなテクニックを紹介する内容なのかと思っていました。実際に読み進めていくと、その予想とはちょっと違い、哲学的な考察であったり、以前に読んだ瞑想に関する本を読んでいるような、youtubeで瞑想の解説動画を見ているような、そんな本でした。

読んでいる途中で、著者の経歴を改めて確認すると、全国紙の新聞の元記者ということであれっと思ったのですが、心理学、哲学に関する記事を執筆しているということです。

一言でまとめてしまうと、人生は4000週間しかない中で、どのように使っていくべきかについて、未来でも実現不可能である状況を受け入れて「今」にフォーカスしていこう、ということだと思うのですが、多くの章で、自分にも当てはまるグサリとくるような深い指摘がありました。ただ、自分にとって腹落ちまでは至らないような、難解というか、著者の言わんとするところの理解までもう一つ到達できないというか、そんなところもありました。少し時間をおいてまた読み直そうと思います。

最後に、付録として「有限性を受け入れるための10のツール」ということで10個のテクニックというか著者の提案が紹介されているのですが、全部は無理でもできそうなものに取り組んでみようと思いました。

この本の翻訳者の高橋 璃子氏ですが、「エッセンシャル思考」「エフォートレス思考」など、以前に書店で平積みになっていたけど手に取っていなかった本の翻訳も行なっていて、ちょっとこの方の本も気になっています。

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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