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「世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器 長沼伸一郎著 2022年」 の読後感想 No.152

「世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器」をandroidの読み上げ機能で耳読した感想です。

著者の長沼伸一郎氏は、この本の印象からすると、大学などに所属する研究者のイメージでしたが、そうした機関に所属していないということです。

全体的に自分にとっては難解な本でした。ただ、ところどころ面白く感じる考え方があって、なんとか最後まで聞き終わりました。

いくつか興味深いキーワードが出てきました。そのうちの一つは、「歴史換算年齢」がその一つで、幕末などで、20、30代の若い下級武士が重要な役割を持つことになったことについて、今の寿命で考えると、40代、50代にあたることから当然のことであったとする考え方です。これは確かにその通りだなと思いました。

あと、本の中では、日本はなぜ他国から侵略を受けずにこれまで来られたのかなどの考察も面白いです。地理的な側面の他に、「理数系武士団」の存在を挙げていて、これがちょうど良いタイミングで機能したことが書かれています。武士として生活に一定の制約がありつつも、知識・教養があり、組織の上位にいないことでしがらみにとらわれずに動けたことが、歴史の節目節目にうまく働いたということです。面白い解釈だと思いました。

また、中国の歴史について、国土が一部を除くと平野であることから、戦争では、負けた側は逃げきれずに壊滅してしまうことから、帝国になってしまうという説明はなるほどと思いました。

ちょっと理解しきれなかったところは、本のタイトルにもある「見えない皇帝」に関するところは、自分にはよく分かりませんでした。またイスラム教に関して、商業都市で生まれたことから、今の資本主義の都市部に合っているというような評価がされていましたが、ここももう一つ分かりませんでした。

著者名をamazonで検索すると、ちょっと興味をそそられるタイトルがヒットしてきました。自分にとって難解なのかなと思いつつも、もう1冊ぐらい読んでみても良いかなと思いました。

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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