「「判断するのが怖い」あなたへ 発達障害かもしれない人が働きやすくなる方法」をandroidの読み上げ機能で耳読した感想です。
著者の佐藤恵美氏は、職場のメンタルヘルスを専門とする方で、実際に仕事としてカウンセリングをされていたり、そうした会社を経営している方ということです。
この本を読んで感じたのは、職場でのリアルな状況が書かれているなあということです。仕事をやりにくく感じている部下と、そうした何かうまくいかないと感じる上司の考えが、おそらく膨大なカウンセリングの中での蓄積をベースにして描かれているのがわかる内容でした。
また、実際の経験を感じされるところとしては、「発達障害傾向のある方」という表現のところで、普通の研究者であったり解説する本では、「発達障害の人」とか平気で書きそうなところを、聞いた側がより受け入れやすそうな表現を使っているところなど、多くの経験を元にしたものであることを感じました。
どうやら自分も「発達障害傾向の人」にあたるようで、ちょっと残念ではありますが、納得するところも結構ありました。そうした意味では、ちょっと読み進めるのが少し辛く感じるところもありますが、参考にすべきだなと思うところも多々ありました。
手元に置いて、たまに読み返すべき本かなと思ったのでした。