少し前になりますが、自宅のトイレの水が流れが極端に悪くなり、前後して、浴室の排水も同じように極端に流れが悪くなったことがありました。ネットで調べると、水回りトラブル対応の業者さんへ頼むと3万円ほどはかかるとのことで、少し自分でやってみてダメなようなら業者さんへ頼もうということで、チャレンジしました。
こうしたトラブルへの対応について、今回は、自分で試していく中で、日頃お付き合いのあるお隣さんが、運良く詳しかったという幸運があり、相談した結果、原因がすぐに分かったので問題を解消することができましたが、それでなければさっさと業者さんに連絡した方がいいというのが結論です。一度業者さんに頼み、自分でもその器具を買ってできそうであれば次回、同様のことが起こった場合に自分でやってみる、というのがいいと思います。
実際に自分で行ったのは、ネットに症状の軽い場合の対応として書かれていた内容を参考にして、お湯を流したり、パイプの汚れを落とす薬剤を流したりしました。次に近所のホームセンターへ行き、排水管の詰まりを解消する、ゴムの吸盤のようなもののついたラバーカップや5mほどの細いワイヤーの先にブラシがついているものを購入して、それぞれトイレの便器や、浴室の排水溝に対して試してみましたが、ダメでした。
ここで、お隣さんの詳しい人に見てもらったところ、我が家の全体の配管について教えてもらいました。我が家の排水管の構造は、道路の下に埋まっている下水道から、まず太い配管が引かれていてそれが家の建物の周りを半周していて、そこへ雨水や、キッチン、浴室、トイレの排水がそれぞれ流れ込んでいるという構造ということでした。川でいうところの大元の配管の本流の詰まりであって、支流にあたるトイレや浴室への配管の詰まりではないということでした。大元の配管にアクセスする蓋をとり、ブラシのついたワイヤーを入れていくと確かにある部分で止まってしまうのが分かりました。細いワイヤーではその詰まりを解消できないので、もっと太いワイヤーの強力なものはないかと再度ホームセンターをはしごしたところ、ワイヤーではなくて金属の細長い板状のものをネジで繋げて伸ばしていくものを見つけて購入しました。これで試すことで、無事詰まりを解消することができました。結果として、ソフトボールぐらいのティッシュペーパーの塊が確認できました。
お隣さんの説明では、最近建築されている家では、下水管の勾配が緩やかでもOKとなっているとのことで、より詰まりやすくなっているとのことでした。
その後、1ヶ月後に、再度同じ場所で詰まりが発生し、前に購入していた器具を使って解消することができました。とりあえず2回の詰まりを解消したので、1回あたり3万円と考えると、DIYでやってみて良かったのかなと思います。ただ、自分の家だからまあこうした作業はやるのですが、人の家に対してはやはりある程度の額を頂かないとやりたくないなと思いますので、ちょっと高いと思うこの業者さんに頼んだ場合の金額ももっともだと思ったのでした。
DIYでやろうという場合は、最初は業者に頼んで対処して、次にまた詰まった時には、前回のやり方を試してみるというのがいいのかなと思います。こうした詰まりは使う側の使い方の問題もありますが、その建物の構造上の問題という面もあると思うので、繰り返されることが多いのではと思いました。