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「面白くて眠れなくなる植物学 稲垣栄洋著 」audible感想 No. 65

「面白くて眠れなくなる植物学」をaudibleで聞きました。

本の内容は、植物に関する面白い知識を、小分けにして、短時間で一つ一つ読めるようになっているもので、最近植物に少し興味を持っていたので、あっという間にきいてしまいました。

著者の稲垣栄洋氏は、静岡大学の教授で、wikipediaを見ると、こうした作物学や雑草学が専門のようですが、たくさんの著作では、植物に限らずに生物一般の話題に関するものもありました。先端分野をゴリゴリと研究するというよりは、サイエンスコミュニケーターという立ち位置で、一般の人に専門の分野を楽しく説明するのがメインという印象です。

地方の植物好きの両親の影響か、昔から植物に接する機会は大きく、親を植物辞典がわりにして、道すがら見慣れない植物の名前を聞いて過ごしていたような幼少期でした。ただ実家を離れて暮らすようになると、そうした植物への興味も鉢植えの植物の世話を少しする程度で、興味は薄れていました。

そんな中で、ブログを始めてから、アイキャッチ画像を自分で撮影したものを使うようにして、身の回りの写真を撮っていたら自然と撮影対象は、日頃目にする花などが多くなっていました。

自然と、花の咲いているのが目につくようになったのですが、一般の家の庭先に、綺麗に咲く花を無断で撮るというのはまずいかなと思い、近くの公園や商用施設や公共施設の花壇などの写真を撮っていますが、花に対する興味が少し出ているところでした。

全く知らないわけではなかったことも、植物を中心にした話として聞くことによって、今まで知っていた知識が意外なところに繋がっていくところが面白いところでした。例えば、植物にはそれぞれ、他の生物に食べられないように、体内に毒物を生産して防御しているという知識はあったのですが、この本の中では、そうした毒物を生産するという進化により、その毒物に対応できなかったことが、恐竜の絶滅の原因として考えられているということは初めて聞くことでした。

春先の花はなぜ黄色い花が多いのか、針葉樹・広葉樹・常緑樹のそれぞれの特徴と棲み分けについて、紅葉はどのような仕組みで起こるのかなど、ところどころの断片的な知識はあったものの、より詳しい説明が興味深かったです。

どうやら植物や、動物、昆虫などを趣味とする人には、その写真を撮ったり、捕まえるなどして飼ったり、また標本を集めたりと、それぞれ趣味の方向性があります。自分の場合は、こうした本のようなその仕組みなどのお話を聞くのが好きなようです。

 

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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