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「ハダカデバネズミ 吉田重人・岡ノ谷一夫著 2014年」読書感想 No.99

こんにちは naka です。

岩波科学ライブラリーの「ハダカデバネズミ」をandroid のtalk backで耳読したのでその感想です。

著者の吉田重人氏はデータ・サイエンティスト、岡ノ谷一夫氏は、東大教授で小鳥の鳴き声に関する著書も出されている中で、当時学生であった吉田氏とで研究対象であったハダカデバネズミに関して書かれたということです。

出版年を改めて確認すると、2014年ということで、少し古めの本ですが本来はアフリカ原産のハダカデバネズミを早期に持ち込んで、研究対象として広めた話で面白く読めました。

本の中の写真で見ると、同じ土の中で生活するモグラとは全く違い、どちらかというとイメージは深海魚のような普段人の目に触れないところで暮らす生物が、環境に適応して不思議な形に進化したという印象の生き物です。

少し前に同じく岩波科学ライブラリーの「シロアリ」を読んで、アリやハチとは違った社会性昆虫に面白いと思っていたのですが、このハダカデバネズミも動物では珍しい真社会性生物ということで、女王ネズミ、兵隊ネズミ、働きネズミそして布団係なるものもあり、産まれたばかりの元々変温動物であり寒さに弱い中での、産まれたばかりの赤ちゃんを温める役割があるといった不思議な生活をしているのでした。

ただ、女王と言ってもハチのように特別に育成されたものではなくて、どちらかというとライオンのハーレムの逆のバージョンのイメージでした。女王は日がな巣の中を歩き回り、他のメスが妊娠しないようにプレシャーをかけ続けた上での女王ということで、昆虫のように精密な時計の歯車のように決められた形で動いていくのとは違う印象を持ちました。

この本は2014年に発行されているのですが、今調べると、同じ著者が2020年にも本を出版されています。新しい情報が出ているのか少し気になります。

 

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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