読書

「葬送のフリーレン 山田鐘人著 アベツカサ著」の感想 No. 148

「葬送のフリーレン」を最新刊11巻まで読んだ感想です。

2023年9月からアニメが始まり、ちょっと気になり見始めたらハマってしまいました。
先が気になっていたところに、ちょうど契約しているkindle unlimitedで 11巻中の2巻まで読めるようになっていて、読み始めたらそのまま最新の11巻まで大人買いしてました。amazonのレビュー数はものすごい数になっています。

この物語の場面は、よくあるファンタジーの世界とは異なり、勇者パーティーが魔王を倒した後から始まります。アニメでは、登場人物の会話が淡々としているというか、皆落ち着いているように聞こえますが、魔王を倒すという大イベントが終わった後の虚脱感というか、それで平和な時代になったばかりというところがあるのかなと思いました。

アニメや、漫画を見ながら何で面白いのだろうと考えています。大きく二つのポイントというか、気になるところがあります。

まず一つ目は、この物語の登場人物の寿命の違いです。主人公のエルフのフリーレンは寿命が永遠とも言える1000年単位、人間は普通に数十年単位、そしてドワーフは300年ほどの寿命、そして人類を捕食する魔族はまたエルフ並みに長寿であり、魔族以外は普通に一緒に暮らしているという設定です。
寿命の違う種族間の意識の違いが面白いです。思ったのは、現実の日本でも400年ほど前は「人生50年」とか言われていたぐらいなので、50年ぐらいの寿命が普通だった時代があり、今でこそ人生100年時代と言われるようになったものの、少し前までは70歳ぐらいが平均寿命というときもあったということで、そうしたそれぞれの時代の人たちが同じ時代で暮らすことになったら、だいぶ違和感があるように思います。成人の年齢も上がっているし、老後の時間もかなり変わっているように思います。物語中でも種族間の時間の感じ方の違いが、面白いのかなと思いました。

また、この物語の世界では魔法が使われています。自分としてはもう一つ物語の中での魔法の仕組みがもう一つ捉えどころのない感じです。魔法の習得には、魔導書や紙の書類などがあったり、修行や研究や解析があったりして一見誰にでも習得可能な感じもするのですが、体内の魔力量といったものも出てきたりして、そもそもそういった素質がないとダメなのかがもう一つ分からないです。同じくマンガのHunter x Hunterの念のような分かりやすい設定・説明が無いように思います。あえてぼかしているのかなとも考えられますが。そういえば、マンガの中では、Hunter x Hunterにあるハンター試験みたいな流れがありました。

引き続きマンガの新巻と、アニメの続きを待ちたいと思います。

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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