「集中力はいらない」をaudibleで聞きました。
著者の森 博嗣氏は、大学の研究者から作家になった経歴の人で、著作は、押井守監督の「スカイ・クロラ」の原作者として知っている程度でした。その原作を読んだ感想は、映画を先に見てから読んだせいか、映画の淡々とした雰囲気に影響されてしまっているせいか、登場人物が全てクールというか静かに物語が進んでいくというかそんな物語でした。
この「集中力はいらない」という本は、無理に長時間の集中をすべきでないということを本全体にわたって様々な考察を行なって考えが展開されていました。
この著者自身の普段の執筆活動を含めた生活や、現在に至るまでの人生においても、集中というよりも分散、発散を意識している姿勢というかが、ある意味、人生を集中して生きているというか、興味深く読むことができました。