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「キャベツにだって花が咲く 稲垣栄洋著 2008年」talk back感想 No.87

こんにちは naka です。

「2015年」をandroidのtalk backで聞いた感想です。

著者の稲垣栄洋氏は大学教授で、植物学が専門ということです。

この著者の本はこれまでに2冊ほど読んでいますが、こうした生き物が、これまで生き残ってきた理由を解説する本は結構好きです。数十年前の大学の一般教養の過程で、最も面白かったのは、動植物の生態学の講義で、先生は淡々と色々な生き物の生態を紹介し続けるというもので、飽きもせずに興味深く聞くことができたことを思い出しました。

この本では、普段はあまり目にすることのない野菜などの花を中心に、その花のお得意さんというべき花粉を運ぶ虫の種類に応じて進化が進んでいく話など興味深く読めました。

受粉についても、自家受粉しやすい方向に進化したものや、虫媒、や風による風媒などの特徴によって、植物がどこにエネルギーを割くのかが変わってくるのが改めて頭の中で整理できました。

また、植物にとって、動物や虫に食べられることについては、実などは、食べられることで消化されて糞と一緒にタネが巻かれることで、より遠くに運ばれることを目指したりする一方で、食べられるのを防ぐ目的で、苦味やえぐみなどをつけたり、また一方では、食べられることを前提に、成長するイネ科の植物などがあったりして、食べられやすいことから種もあまり手をかけずに炭水化物主体のタネになっているなどの説明が面白いです。

花が、それぞれ対象とする虫に対応して、色や形、そして花粉を振りかける仕組みなどを巧みに作り込んでいるのが、その花の個性となって、それを人間が形を楽しむようになって、さらに形や色を変えていくという流れが面白いと思いました。

ABOUT ME
naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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