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「ハトはなぜ首を振って歩くのか 藤田祐樹著 2016年」talk back感想 No.95

こんにちは naka です。

kindle unlimited にあった岩波科学ライブラリーの「ハトはなぜ首を振って歩くのか」をandroid talk backで聞いた感想です。

著者の藤田祐樹氏は、沖縄県立博物館・美術館の学芸員といった肩書きの方で人類学を専攻されていたということで人の歩行を研究していたのが、ハトの歩行を研究するようになったということで、この本につながっているということです。

確かに、普段公園で見かけるハトは歩くときに首をヒョコヒョコと動かしています。追いかけられたりしてタタタッと早くある時にはその首振りはなくなります。またよく見かけるスズメは、歩かないでぴょんぴょんと飛び跳ねるようにして移動して、その際に特に首振りはなさそうです。

このハトの首振りの理由について、それまでの研究結果に触れながらも追加で研究・考察を加えて結論が出されています。また、この考察に続いて、セキレイの尾についてや、恐竜は首を振っていたのか、鳥の求愛ダンスの合理的な動きについてなど、首の動きについてその合理的な動きという考察がされています。

鳥と人の違いとして、人間だと眼球を動かすように進化しているのに対して、鳥は頭をより軽くして、眼球を動かさないようにしてその分首をより柔軟に動かせるように進化しているというのはこれまで思ってもみなかった考えで面白かったです。

このところ、ブログのアイキャッチ画像を撮るために道を歩いていて特に花などが気になっていますが、今後は鳥が地面にいるところを見つけたらとりあえず動画を撮ってみたくなりました。

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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