こんにちは naka です。
「論破力より伝達力」をandroidのtalk backで耳読しましたのでその感想です。
著者の上念司氏は、色々と事業をされつつ、経済評論家であり、オンラインサロンや、youtubeなどで発言をされている方です。「経済で読み解く・・・」のシリーズをはじめとしてお金にまつわる話の本を数多く出版されています。
すでにこれまでに何冊か読んでいて、この経済で読み解くシリーズも一通り読みました。著者の考える、歴史の理解である「通貨量と景気の連動する」「不景気になると、やけになった人・国が戦争といった不穏な動きを始める」が綺麗に歴史に当てはめられていくのが面白く読めました。大昔の学生時代の日本史の授業で、江戸時代に大判に含まれる金の含有量がどんどん低くなっていくのをネガティブに教えられていた記憶があるのですが、どうもそういう解釈はおかしいのではないか、とこれまで持っていたのと違う解釈が新鮮でした。
この本は著者が「伝達力」の大切さ、そのコツというかをまとめた本です。自分も伝達力は弱いなあと自覚しています。
導入部では、短い期間に色々精力的に新しい仕組みなどを整えた菅政権が伝達力のなさにより一部の国民以外には意外と支持されずに終わってしまったことを挙げてその大切さが書かれています。
話す前の事前の準備の大切さから始まり、部下への説得力のある伝え方、上司への対応など、今の自分にはハードルの高いかなというところがありました。通して読んで思ったのは、何事にも共通することなのかもしれませんが、事前の準備の大切さと、相手の様子がどんな状態なのかの状況確認の大切さなのかなと理解しました。それで、そのやり方についてこの著者の経験を基にしたやり方や、状況の分類の仕方を当てはめて行動すべし、というところでしょうか。
とりあえずは、自分の意見を明確に持つ、あたりから実践していこうと思いました。