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「生まれが9割の世界をどう生きるか 安藤寿康著 2022年」talk back感想 No.94

こんにちは naka です。

「生まれが9割の世界をどう生きるか」のandroid talk backで耳読した感想です。

耳読でざっと聞いたのですが、ぼんやりと理解できたようなできないような感じです。両親から受け継ぐ遺伝的要因と、後天的な環境的要因について、パーセントで示される数字について色々説明があるのですが、遺伝的要因によってできた性格や能力によって、環境的要因も影響を受けるなど、一筋縄ではいかないことは理解できました。

最後に、子供に伝わる親の能力についてや、子育てについての著者の意見が書かれています。こちらも、一つ、印象に残ったのは、興味を持って続けられるというのは一つの能力であるということで、そうした打ち込めるものについては可能な限りやらせ続けてみるというのが、一つの結論のようでした。

遺伝子については、種や属が違えば、その能力の差は、遺伝子の違いとして捉えやすいと思うのですが、同じ種の中での個々の遺伝子の変異の違いが、どのように影響するのかというのは、桁違いに大変な検証作業が必要なのだなと改めて感じました。

この遺伝子の影響を見るのに、多くの一卵性双生児を対象とした研究が示されていたのですが、急に身の回りの双子を持つ職場の同僚が気になりました。意外と多そうな気もしますが、でも結構少ないようにも思えます。今度そうした同僚に研究への協力依頼があったりするものなのか聞いてみようと思いました。

一冊、耳読したところでは、遺伝子の影響は大きいながらも、そうした事実に対してではどうすれば良いのかについては著者もまだ結論がはっきり出ていないというか、そんな印象を持ちました。

 

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naka
50代男のサラリーマンです。日々試したこと、読んだ本の感想や思ったことを書いています。

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