こんにちは naka です。
著者の上念司氏の本は、特に最近のものは大体購入して読んでいます。今回の本は、シリーズ化されている「経済で読み解く日本史」から派生した新たなシリーズになっていくのか分かりませんが、「経済で読み解く地政学」をkindleで購入して、androidのtalk back機能で耳読した感想です。
内容としては、ここ数年間ほどの出来事について、ずっとyoutubeなどで発信してきたことを整理して、地政学、地経学の解説も入れつつその出来事を解釈している感じの本です。
これまで、ニュースやyoutubeなどで耳にしていた、いくつかの単語、シーパワー、ランドパワー、反射統制など、それらの意味を改めて確認することができました。
かなり物騒な話題が多いですが、ウクライナ戦争や、台湾問題について、その地域の歴史的な経緯などから持つようになったであろう考え方の違いが解説されていて、今置かれている状況についての理解が深まったように思います。
一通り読おもわって思ったのは、思っていたよりも台湾問題は危険な状況なのかなと、改めて認識することができました。
また、ネット上では様々な情報が飛び交うのですが、その情報の元を確認することの大切さを改めて感じました。ただ時間がない中ではそうした確認は限られたものしかできないので、分野ごとに信用できる人や、微妙に違う考え方の人をウォッチしてバランスをとっていくことが、現実的な対応になるのかなと思いました。